会長挨拶

第38回日本神経救急学会学術集会

会長 安藤 哲朗

亀田メディカルセンター 脳神経内科 部長

安藤 哲朗

この度ご指名を賜り、第38回日本神経救急学会学術集会を2024年6月15日(土曜日)に亀田メディカルセンターで開催させて頂く事になりました。伝統ある本学会のお世話をさせていただきますことを誠に光栄に存じます。

テーマは「診療科の垣根を超えた神経救急」とさせていただきました。神経救急には、救急科、脳神経外科、脳神経内科などの複数の診療科が関わっています。それぞれの診療科はそれぞれ独自の学会があり、専門領域を深く掘り下げています。そのような中で日本神経救急学会の意義は、神経救急に関わる診療科が一同に集まって、診療科を超えた議論をすることにあると思います。診療科をまたがる問題を、基盤の異なる医師が議論することによって、単独の診療科だけでは気づきにくかった視点を得られるかもしれません。さらに他の診療科の先生方に聞きたいこと、あるいはお伝えしたいことなどを討論できれば、意義深いことと思います。複数の診療科が協力することで、神経救急の質の向上が望めるのではないでしょうか。

今回の学術集会では、診療科ごとに会場が分かれないように工夫して、できるだけ診療科の垣根を超えた討論ができるようなシンポジウム、セミナーを企画したいと考えています。一般演題も、診療科をまたぐ内容、あるいは他の診療科の先生方に伝えたい内容の演題を歓迎いたします。

亀田メディカルセンターのある千葉県鴨川市は房総半島の南東にあり、東京駅からバス、鉄道で2時間半程度の海沿いのリゾート地です。眼前には太平洋が広がっています。

この地で、皆さんと神経救急に関して熱い討論をすることを楽しみにしています。

多数の皆様のご参加を心よりお願い申しあげます。

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